第二回目の講座となりました
『ヴェルネを使用した重色のテクニック』のご報告です。
講師の高橋先生 |
前回は、アブソルバンという吸収性下地剤を塗っておいたキャンバスに、
鉛筆で下描きをし、
水で描ける油絵具『DUO(デュオ)』を使用し下塗りまでをおこないました。
今回のモチーフは『自画像』ということでとまどわれる方もありましたが
三時間しっかり描いていただきこのような状態になりました。
さて、今回からはメインの絵具となります、
高品位油絵具《ヴェルネ》の登場です。
まず使用しましたのは今回の三原色と設定した色をつかい、
オイルをあわせて、おつゆ描き(グレーズ技法)をしていきました。
ヴェルネのもつ高い透明性をいかし、重ねていきました。
次に登場しましたのは
ホワイト。
しっかり鏡で観察しながら、明暗法を意識してハイライトを入れていきます。
下地や中塗りではオイルは少なめに。
こするように、絵具を塗り込めていきました。
先生の作品には皆様に分かりやすい例として、強調気味にホワイトを入れ説明されました。
今回はここまで。
顔としての立体感も出てきました。
次回、6月3日(火)がこちらの講座最後です。
皆様の作品の完成、楽しみにお待ちください!